起立性調節障害(OD)の症状とメカニズム
起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation: OD)は、自律神経の働きが乱れることで、立ち上がった時に脳や全身への血流を維持できなくなる病気です。思春期の約10%に見られる身近な疾患であり、単なる「朝が弱い」「サボり」ではなく、循環器系の機能不全として捉える必要があります。

1. 主な症状チェックリスト
午前中に症状が強く、午後から夜にかけて回復するのが大きな特徴です。
- 立ちくらみ・めまい: 急に立ち上がった時に目の前が暗くなる(眼前暗黒感)。
- 朝起きられない: 体が重く、何度も起こされても覚醒できない。
- 全身の倦怠感: 常に体がだるく、疲れやすい。
- 動悸・息切れ: 少し動いただけで心臓がバクバクする。
- 頭痛・腹痛: 朝方に特に強く現れることが多い。
- 失神: 脳血流の低下により、意識を失って倒れてしまう。

2. なぜ起こるのか?(メカニズム)
私たちの体は、立ち上がる瞬間に重力で血液が下半身(足など)へ下がります。通常は自律神経が瞬時に血管を収縮させ、血液を心臓や脳へ押し戻します。
しかし、ODの状態ではこの自律神経のスイッチがうまく入りません。
- 下半身への血液停滞: 血管の収縮が不十分なため、血液が下に溜まったままになります。
- 脳血流の低下: 脳に十分な血液が届かず、めまいや意識低下が起こります。
- 交感神経の空回り: 血圧を上げようと交感神経が過剰に働き、心拍数だけが異常に上がる「頻脈」の状態を招きます。
3. 西洋医学的な4つのタイプ
症状の現れ方によって、医師は以下の4つのサブタイプに診断・分類します。
| タイプ名 | 特徴 |
| 起立直後性低血圧 | 立ち上がった直後に血圧が大きく下がり、回復が遅れる(最も多い)。 |
| 体位性頻脈症候群(POTS) | 血圧の低下は少ないが、心拍数が異常に(30回/分以上など)上昇する。 |
| 血管迷走神経性失神 | 立っている最中に突然血圧が急落し、失神を起こす。 |
| 遷延性起立低血圧 | 起立して数分経ってから、じわじわと血圧が低下してくる。 |
4. 診断と検査
西洋医学では、他の重篤な病気(心疾患や貧血など)がないかを確認した上で、以下の検査を行います。
- 新起立試験: 横になった状態と、立ち上がった状態での血圧・心拍数の変化を10〜15分かけて測定し、タイプを特定します。
5. 西洋医学的治療とアドバイス
治療は「生活の工夫(非薬物療法)」を基本とし、必要に応じてお薬(薬物療法)を使用します。
生活の工夫
- 水分と塩分: 水分を1日1.5〜2L、塩分を多めに摂取して血液量を増やします。
- 立ち方の工夫: 立ち上がる時は「頭を低くして30秒かける」などゆっくり動きます。
- 足の筋力強化: ふくらはぎの筋肉を鍛え、血液を押し上げるポンプ機能を高めます。
- 弾性ストッキング: 医療用の着圧タイツで足の血管を外から圧迫し、血流を助けます。
薬物療法
- 昇圧剤: 血管を収縮させて血圧を維持する薬。
- β遮断薬: 動悸(頻脈)が激しい場合に、心拍を落ち着かせる薬。
周囲の方の理解が必要
この病気は本人の気合や根性で治るものではありませんので、午前中の体調不良を理解し、午後からの活動をサポートする環境づくりが、早期回復への一番の近道です。
当院の見解とアプローチ
起立性調節障害は西洋医学的には数値や画像に出てくるようなはっきりとした原因が不明なだけに、これといったアプローチ法が無くて薬剤と生活指導に留まってしまうのは仕方がない事でしょう。
上記の方法で改善すれば良いのですが、実際は改善が進まないケースの方が多いと推測します。
西洋医学では見えてこない身体の異常が原因になっていることが多いので、違うアプローチ法に切り替えることを考えた方が良いかと思います。
私の今までの施術経験ではこの症状を患っている体の特徴としては重心軸のバランスが大きく崩れているのと頭蓋骨、頸椎、脳関連の問題が出てくるケースが多いです。
画像診断では異常なしと診断されているのですが、INTセラピーでは画像では映らなくても異常がある反応が出てくるケースも多々あります。
施術前と後でわかりやすい外見上の変化では、施術前の頭の大きさと施術後の頭の大きさ違いがはっきりと出るケースがあります。
脳が浮腫んでいたり頭蓋骨の問題で頭が大きくなっているのでこういう変化が出てきます。
身体の他にもメンタル系の問題が症状の原因反応として出てくることもあります。
症状の原因は個人差があるので何が原因として出てくるかは実際に診るまでわかりませんが、これらの問題をINTセラピーでアプローチする症状は改善に向かいます。

お子さんの一日一日は大人になっての一日よりも貴重な時間です。
本人も早く改善して通学したいでしょうし、見守る親も心配だと思います。
当院の手技・施術法に疑問を持たれる方もいるかもしれませんが、施術法に固執せずに結果だけを考えてもらいたいです。
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※記述内容はあくまで個人の経験上の見解と見立てです。科学的・医学的根拠など証明できるものはありません。
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