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慢性疲労症候群(CFS/ME)

慢性疲労症候群(CFS/ME)とは

慢性疲労症候群(Chronic Fatigue Syndrome:CFS/近年は ME/CFS(筋痛性脳脊髄炎) とも呼ばれます)は、
十分な休養をとっても改善しない強い疲労感が6か月以上続き、日常生活に大きな支障をきたす疾患です。

単なる「疲れ」や「気のせい」「ストレス過多」とは異なり、
医学的に認められている慢性疾患であり、世界保健機関(WHO)でも分類されています。


主な症状

慢性疲労症候群では、以下のような症状が複合的に現れます。

  • 休んでも回復しない強い全身倦怠感
  • 少し動いただけで極端に疲れ、翌日以降も悪化する(労作後疲労感)
  • 集中力・思考力の低下(ブレインフォグ)
  • 頭痛、筋肉痛、関節痛
  • 睡眠障害(寝ても疲れが取れない)
  • めまい、立ちくらみ
  • のどの痛み、微熱感
  • 音・光・匂いに過敏になる
  • 不安感、抑うつ気分

※検査では異常が見つからないことも多く、理解されにくい点が特徴です。


西洋医学的な見解(原因について)

現在の西洋医学では、明確な単一原因は特定されていません
しかし、以下のような要因が複合的に関与していると考えられています。

① 免疫系の異常

  • ウイルス感染(EBウイルスなど)をきっかけに免疫のバランスが崩れる
  • 慢性的な炎症状態が続く可能性

② 自律神経の機能異常

  • 交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかない
  • 疲労回復モードに入れない状態

③ 脳・神経系の情報処理異常

  • 疲労や痛みを処理する脳の働きが過敏・低下している可能性
  • 思考力低下や感覚過敏につながる

④ ホルモンバランスの乱れ

  • 副腎・甲状腺などのホルモン調節機能の乱れ

⑤ 強い身体的・精神的ストレス

  • 過労、睡眠不足、精神的ショックなどが発症の引き金になることが多い

西洋医学的な診断と治療の現状

診断について

  • 血液検査や画像検査で他の疾患を除外
  • 症状の経過や特徴から総合的に判断
  • 「除外診断」が中心となります

治療について

現時点で根本治療は確立されていません

主に行われるのは以下の対症療法です。

  • 薬物療法(痛み止め、睡眠薬、抗不安薬など)
  • 生活指導
  • 認知行動療法
  • 運動療法(※症状を悪化させる場合もあり慎重な判断が必要)

「治療を続けているが改善を実感できない」という声も少なくありません。


西洋医学的な対処法・セルフケア

慢性疲労症候群では、無理をしないことが最重要です。

① エネルギー管理(ペーシング)

  • 「動けるから動く」ではなく
    「悪化しない範囲で止める」
  • 調子の良い日に頑張りすぎない

② 睡眠リズムの安定

  • 就寝・起床時間をできる範囲で一定に
  • 寝る前のスマホ・刺激を減らす

③ ストレスの軽減

  • 完璧主義・責任感が強い人ほど注意
  • 「休むこと=治療の一部」と捉える

④ 周囲の理解を得る

  • 病名を知ってもらう
  • 無理な説明をしすぎない

重要なポイント

慢性疲労症候群は
「怠けている」「気持ちの問題」では決してありません。

身体の中で起きている複雑な機能不全が背景にあり、
本人の努力や根性ではどうにもならない部分が多い疾患です。

だからこそ、

  • 体を正しく理解すること
  • 体に負担をかけないアプローチ
  • 長期的な視点でのケア

が非常に重要になります。


西洋医学的見解のまとめ

  • 慢性疲労症候群は医学的に認められた慢性疾患
  • 原因は一つではなく、免疫・自律神経・神経系などが複雑に関与
  • 西洋医学では対症療法が中心
  • 無理をしない生活管理が回復の鍵

慢性疲労症候群に対する当院の考えとアプローチ

当院では、慢性疲労症候群を
「単なる疲労」や「精神的な問題」ではなく、身体全体の様々なバランスが長期間にわたって崩れた結果として現れる状態
と捉えています。

検査では異常が見つからないにもかかわらず強い不調が続く背景には、
西洋医学では数値化しにくい機能的な問題が隠れていることが非常に多いと考えています。


① 整体的視点:全身バランスの崩れや偏り

慢性疲労症候群の方の身体を丁寧にみていくと、

  • 骨格のアンバランス(歪み)
  • 各関節(椎間関節も含む)の柔軟性と連動性の低下
  • 身体全体の緊張感もしくは弛緩、一部の偏った緊張の存在
  • 自律神経のアンバランスやそれに伴う内臓の機能低下
  • 循環器系の機能低下

といった状態が共通して見られることが多くあります。

これらは一見、疲労と無関係に思えますが、身体の構造バランスが崩れることで、常に必要以上のエネルギーを消耗する状態になってしまいます。

当院では様々なアンバランスを改善することによってエネルギー効率の悪い身体状態からの改善を目指します。


② 自律神経の視点:休めない身体の問題

慢性疲労症候群の大きな特徴は、

休んでいるはずなのに、身体が回復モードに入れない

という点です。

これは多くの場合、自律神経(交感神経と副交感神経)の切り替えがうまく機能していない状態が関係しています。

  • 常に緊張状態が抜けない
  • 寝ても深く休めない
  • 少しの刺激で疲労が増幅する

そのような状況から脱出するために、交感神経のレベルを高めている原因を無くしていき、副交感神経とのバランスを取り戻し、身体が「安心して緩める状態」に向かわせていきます。

無理にリラックスさせるのではなく、自然と副交感神経が働きやすい身体環境に向かわせる手法を取ります。


③ 血流・体液循環の視点:疲労が抜けない理由

疲労の回復には、

  • 血流
  • リンパ
  • 脳脊髄液などの体液循環

がスムーズに行われていることが不可欠です。

慢性疲労症候群の方では、

  • 体液の循環が滞りやすい
  • 老廃物が排出されにくい
  • 必要な酸素や栄養が全身に届きにくい

といった状態が起きているケースも見られます。

そのような状況になっているには必ず理由(原因)があるのでそれを取り除き体液の循環が滞りなく行われるようにして身体の内側から回復しやすい環境づくりを行います。


④ 当院の施術で大切にしていること

慢性疲労症候群の方にとって最も大切なのは、

「今以上に疲れさせないこと」

体を「活性化させる」「元気にさせる」「頑張れる状況にする」のではなく「回復の邪魔しているものを取り除く」

これが当院の基本姿勢です。


このような方におすすめです

  • 病院では「異常なし」と言われたがつらさが続いている
  • 薬や治療を続けても改善を実感できない
  • 少し動くだけで疲れが強く残る
  • 自分の身体を安心して任せられる場所を探している

そうした方にこそ、当院の自然治癒力を活かしたアプローチは役立てると考えています。


最後に

慢性疲労症候群は正しく向き合い、慢性疲労の原因を一つ一つ丁寧に整えていくこと回復曲線は緩やかなものの着実に改善に向かいます。

「もう仕方がない」と諦めてしまう前に、
このような手法の選択肢があることを知っていただければ幸いです。


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